肝臓の時間を巻き戻す!最新治療法

<肝硬変が治る時代に!?>
これまで移植手術でしか治す道がなかった肝硬変ですが、長崎大学病院は今年4月に肝臓の機能を回復させる世界初の臨床研究を始めると発表しました。

<肝硬変を治療する最新医療>
研究統括を務める長崎大学病院の江口先生によると、その治療は「リワインド治療」と名付けられた、肝臓の時間を巻き戻す治療法。それを可能にするのが「CLiP細胞」だそうです。CLiP細胞とは、患者自身の肝細胞を培養し、肝臓の元となる細胞に近い状態まで若返らせた細胞のこと。この細胞が、肝臓の時間を巻き戻すいわば修復部隊となって働いてくれるそうです。

<CLiP細胞の生成法>
まずは肝硬変になった患者の肝臓の一部を摘出します。そこに特殊な薬剤を入れ約90日間培養すると、傷ついた細胞を修復してくれるCLiP細胞に変化。次にCLiP細胞を肝臓に近い静脈に注射し、肝硬変患者の肝臓に行きわたらせます。すると、硬くなった肝臓が若返り機能が回復するそうです。江口先生によると、CLiP細胞による治療は自分の細胞を使うので拒否反応がないというメリットがあるとのこと。今年から臨床研究を始め3人に治療をする予定だそうで、その結果をみて5年後には実用化を目指しているそうです。

(2026年8月16日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)