軽く振る

力みなくバットを振る。言葉では簡単だが、実践するとなるとなかなか厄介な打撃理論。スポーツニュースで見たというパワーヒッターでありながら、しっかり率を残す阪神タイガース・佐藤輝明選手の“軽く振っている”という言葉が頭の中にこびりついて離れない。軽く振るイメージで打席に入れることに鵜飼選手は憧れを感じつつ、自分の思い描く理想のバッティング像が間違っていないと確信しているようだ。
“軽く振る”といった中で起こった変化は左投手への対応に表れ始めた。2022年から昨年までの4年間、対左投手の打率はわずか.134。そして今年は.284と克服傾向に。ルーキーイヤーからの課題をひとつ解決しつつある。
鵜飼選手「緩急でかわされることが多かった。今は割り切りを大事にして、引っ張れるボールは見逃さないようにしています」
割り切れるようになった要因。それは落合英二投手コーチや小池正晃一軍打撃コーチの助言が大きかったという。落合コーチからは低めに投げ切ったら投手の勝ち、浮いてきたボールをしっかりスイングするようアドバイスを受け、小池コーチからももっとインコースを打っていけとの言葉に迷いがすっと消えた。今まで全部打とうとしていたのをやめて、打てるボール、打てないボールをしっかり割り切って打席に立てるように変化していった。










