政府が指摘する“目詰まりの原因”は?
ここまでみても、政府の現状把握と現場の実態にズレが生じていたのは確かだ。さらに川を遡ってみると、エチレンを製造する設備の稼働率が3月は68.6%と低かったことが石油化学工業協会の調べで分かった。これは2月と比べて7.1ポイント低く、1996年の統計開始以来、過去最低の数字だった。石油化学メーカーでの稼働率が低いのだから、川中、川下にも影響を及ぼすのは当然かもしれない。
一方で、経済産業省の調査結果をみてみると、川上の石油化学メーカーなどは、5月の供給量は未定だが、4月分は前年並みに供給を継続できたという。
一方で、川下ではシンナーの調達は困難だったため、川中にある卸売などの状況を追跡調査した。すると、4月分の川下への供給量は前年の半分と、圧倒的に少ないことが分かったという。赤沢経産大臣は、これが目詰まりの原因であると、生産を抑制しないように業者に要請した。











