スパーガーデンの前は…日本で3番目に造られた「動物園」があった!?
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「ロケの時に気になっていた建物が、明治時代に造られた政財界の有力者の社交場『松風閣』だということも分かった。2019年まで食堂の一部として使われていたそう」
さらに、「松風閣がレジャー施設内に存在する理由は、もともとここに動物園があったことから始まっている」と鹿取さんは続けます。

スパーガーデンができる前は、当時日本で3番目に造られた「箕面動物園」がありました。「阪急電鉄」の前身、「箕面有馬電気軌道」によって明治43年開業。池田市の石橋から箕面市を繋ぐ路線の開通に合わせて、沿線に動物園が造られましたが、この手法が当時、画期的だったと言います。
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「通常は人口密集地に鉄道を敷くところ、人がいない田園地帯に鉄道を敷き、沿線に住宅や観光施設を造って一体的に収益を上げるという手法を最初に始めたのが箕面動物園」
しかし、経営はうまくいかなかったようで…
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「日本で生息しない動物を管理したり、猛獣を飼育したりするのが非常に大変で、コストがかかってしまった。あと、箕面は昔から紅葉が有名な景勝地。そこに、動物園を造ることに周囲の反発もあった。最終的には、わずか5年で閉園。当時主導していた阪急東宝グループの創業者・小林一三氏ものちに箕面動物園のことを振り返って『あれは失敗だった』と語ったと言われている」
小林一三は政財界とのパイプを築くのに積極的だったため、動物園の敷地内に松風閣を造り、その拠点にしていたそう。

そして、動物園閉業から35年後の昭和26年。跡地には大阪観光株式会社によって温泉施設が造られ、その14年後に「箕面温泉スパーガーデン」が誕生しました。










