伝統の美濃和紙で自分の卒業証書をつくりました。

岐阜県美濃市では、伝統産業である美濃和紙への理解を深め、親しみを持ってもらおうと、市内全ての小中学校の児童・生徒が、自分ですいた和紙を卒業証書にしています。

きょう(21日)は昭和中学校の3年生約30人が、卒業証書づくりに挑戦しました。

和紙職人の指導を受けながら、3キロほどある「すけた」という道具を使い、溶かした木の皮「コウゾ」をすくって、前後左右に何度も揺らして和紙をすいていきます。

自分ですいた和紙2枚の間に、校章をかたどった薄い和紙を挟むと、手作りの卒業証書の完成です。

(参加した生徒)
「自分の中で、すごく意味のある思い出に残る卒業証書ができてうれしい」

生徒は来年3月に、この卒業証書を受け取り、学び舎を後にします。