専門家「価格が一度下がってもまた上がる可能性が」
農業経済学が専門の東京大学・鈴木宣弘特任教授は、減反と増産の間で二転三転する国の方針を批判します。
(東京大学・鈴木宣弘特任教授 12月11日)
「朝令暮改になっちゃった。生産量を絞り込んでコメ騒動になった。だから変えなきゃいけないのに、もう一度(生産量を)絞り込むと、これではコメ騒動が終わらないのではという心配が出てきた。価格が一度下がっても、また上がってくる可能性がある」

また、「価格は市場に任せる」という今の農水省について。
(鈴木特任教授)
「消費者が買える米価と生産者がコスト割れしない米価にギャップが出てきている。その部分を後で埋める直接支払いを生産者に行う政策をやれれば、両者(生産者・消費者)がWINーWINになる」
鈴木特任教授は、「国が一定の価格を決めた上で、生産コストに見合うよう農家に対し直接補償を行うべき」だと話します。











