「再生二期作」でコメ作りを効率化

より効率良いコメ作りを模索する動きも…。愛知県半田市のコメ農家・近藤匠さんは、一度の田植えで二度コメを収穫する「再生二期作」に取り組んでいます。1回目の収穫で稲穂の部分だけを刈り取ると、残った茎から再び穂を実らせます。

(NAO RICE・近藤匠さん 12月12日)
「1.3倍が平均、最大で1.5倍ぐらいの収穫量。コメ騒動など需給のバランスが崩れた際に、柔軟な対応が稲作農家としてできるのではと活路は見えた」

近藤さんは、今も事実上続いている減反の弊害を指摘します。

(近藤さん)
「コメをたくさん作る・品質を上げることに、消極的な部分があった。作り過ぎても儲からない。ビジネスチャンスとして前向きにチャレンジできていなかった。農家の経営意識・経営意欲をそいできた」