来年開催されるアジア大会のメイン会場となる名古屋市のパロマ瑞穂スタジアム。観客席は約3万席で建設工事の進捗は約95%完了しました。開業記念式典は来年4月18日に行われます。「ひらかれたスタジアム」をコンセプトに、着々と準備は進んでいますが、その一方で大きな課題も抱えています。
(愛知・大村秀章知事)
「マンパワー・予算ともに正直いっぱいいっぱい」
(名古屋・広沢一郎市長)
Q.名古屋市の財政負担は?
「1000億円とかそれくらいになる」

ご多分にもれず物価高騰に伴う経費の増大です。当初の大会経費の試算は約1200億円。このうち400億円を愛知県が、200億円を名古屋市が負担する予定でした。しかし今では、当初の3倍を超える3000億円台後半となる見通しなのです。
これを受け16日、アジア大会への財政支援136億円を盛り込んだ補正予算案が臨時国会で可決。愛知県などが求めていた約400億円の支援額とは開きがありましたが…。
(大村知事 16日)
「大変ありがたいということで感謝を申し上げたい。財政支援も含めいろいろな形での国の支援を引き続き要請していきたい」
大村知事は大会経費について来年1月までには、愛知県の負担分について大枠を示すとしていますが、全体像がどうなるのかは見えていません。











