ドラム缶を壊され逃げられたことも

罠を設置したのは地元の猟友会。猟師歴46年のベテラン・脇谷雅彦さんは、親子で狩猟を生業としています。

(飛騨猟友会 脇谷雅彦さん 66歳)
「こちらが踏み板になります。奥からクマが入ってきて、手前にはちみつを置いて、はちみつを舐めるために踏板に足をかけると奥の扉が閉まって、捕獲されるという仕組みになっています」

(脇谷雅彦さん)
Q.檻にかかったらクマは出られない?
「そうです。出られないんですけど、特別にことしは…中を見ていただくと分かりますが」
Q.穴が開いていますね
「口と手で破っちゃったドラム缶を。考えられない。クマの毛付いていますね。この隙間から無理やり出るために、ケガもしたと思う」

檻を壊され、逃げられたことも。例年、地元で罠にかかるクマは1~2頭ですが、ことしは5頭を駆除。それだけ人里に侵入してきたという現実があります。