ことし、クマの目撃件数が12月3日時点で1041件の岐阜県。クマの生態に詳しい専門家に聞きました。
(岐阜大学 淺野玄准教授)
Q.この先クマが人里まで下りてくる心配は?
「もともとクマは警戒心が高い動物なので、人目に触れる所に出てエサを食べることはしたくない。エサを食べなければ、冬眠をやり過ごすことができないので、リスクを冒してでも出てくる」

淺野准教授によると、ここ10年で岐阜県内のクマの個体数は1.3倍~1.4倍増え、そこにエサである“どんぐり”の不作がことしは重なり、目撃件数が増えたということです。
(淺野准教授)
Q.寒さによる冬眠の影響は?
「雪が降ったから冬眠するわけではない。エサをたくさん食べて脂肪を蓄えて、冬眠中のエネルギーを蓄えておく。そうして初めて冬眠が安心してできる」














