来年9月に、愛知県で開幕するアジア・アジアパラ大会に向け、通り魔事件を想定した訓練が西尾市で行われました。

「アジア版オリンピック」とも言われるアジア大会・アジアパラ大会は、来年9月から10月にかけて愛知県で開催され、期間中は選手や観客など大勢の人が訪れることが予想されています。

訓練
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大会のボクシング会場に指定されている西尾市の総合体育館で、27日に行われた訓練には、警察や消防など約40人が参加。刃物を持った人物が来場者を無差別で切りつける想定で行われました。

訓練では、通報を受けて駆けつけた警察官が警棒や盾などを使って犯人を制圧したほか、救急隊がけが人の容態に応じてトリアージを行い、重傷者を優先して搬送するなど一連の手順を確認しました。

西尾警察署は「大会開催において、無差別殺傷などのテロの危険性も高まる中で、警察だけでなく消防とも連携した訓練ができたことが非常に有意義だった」とコメントしています。