岐阜県下呂市が、市街地でのクマ対応「緊急銃猟」で出動したハンターに、2万円の報奨金を支給する方針を固めたことが分かりました。

「緊急銃猟」は市街地にクマが現れた際、一定の条件を満たせば市街地で猟銃の使用が可能になる制度で、岐阜県での実績はまだありません。

こうした中下呂市が「緊急銃猟」で現場対応にあたったハンターに対し、「報奨金」を支給する方針を固めました。初動対応にあたったハンターに2万円を支給し、その後の活動時間に応じて追加で支給する仕組みを設けるということです。

下呂市は報奨金の導入を速やかに行う方針で、市議会を招集しない「専決処分」で、条例の一部を改正しています。

下呂市では、ことし4月以降クマの目撃が39件に上り、すでに昨年度1年間の数を上回っています。