きょう午後5時頃に日本に到着した、トランプ大統領。注目の日米首脳会談はあす開催される予定です。

(大石邦彦アンカーマン)
「関税についてはどんな風に動くと思いますか」

(手嶋龍一さん)
「(自動車にかかる)15%という大きな点は動かないと思います」

日米関係に詳しいジャーナリストの手嶋龍一さんは、首脳会談をもって「すぐに関税が引き下げられるとは考えにくい」と話す一方、日本のメーカーがアメリカで製造した車の「逆輸入」が提案できれば、今後の交渉材料になると指摘します。

(手嶋さん)
「アメリカからの自動車輸出がぐんと伸びる、そしてアメリカでの雇用が増えるということになれば、将来の自動車関税の大幅な引き下げへの一つの布石になるかもしれません」

そして、高市総理にはこの首脳会談のタイミングも重要だといいます。

(手嶋さん)
「(トランプ大統領は)最重要の米中首脳会談を控えていて、その前に日本との絆をがっちりと締め直しておくことは大変重要です。高市総理にとっては、恵まれた戦略環境の中で日米首脳会談が開かれると思います」