栗拾いの男性がクマに襲われ大けがをした、岐阜県高山市で、現場に設置したおりでけさ、親子とみられる2頭のクマが捕獲されました。
高山市上宝町では、おととい夕方、75歳の男性がクマに襲われ、頭から出血して左腕を骨折する大けがをしました。

男性は1人で栗拾いをしていて「親子のツキノワグマに遭遇した」と話していました。
高山市は、熊被害対策本部会議を開き、現場に設置したおりでけさ、親子とみられる2頭のクマが捕獲されたことが報告されました。

捕獲した際、近くにはもう1頭のクマがいて、子グマとみられるということです。
高山市によりますと、上宝町の小中学校に対し保護者による子どもの送り迎えを依頼していて、今月末をめどに、市内の全小中学生に「熊よけの鈴」を配る方針です。岐阜県内のクマによる人身被害は、今年度4件目です。

