30人程度だった介護士→現在は約300人に

「マッチョ介護士」とは、この施設を運営する会社「ビジョナリー」が8年前から採用枠の1つとして設けたもの。

(ビジョナリー 丹羽悠介社長)
「シンプルに人手不足で困っていた」

厚生労働省の調査によると、高齢化の影響で介護士の数は2040年度、現在より約60万人多い272万人が必要になる見込みです。需要に対する深刻な介護士不足が問題となっています。

(丹羽社長)
「マッチョ介護が始まる前は求人を出しても応募すらない、問い合わせすらなかった」

こうした中、社長が絞りだした秘策が…介護士の「マッチョ採用枠」。

(丹羽社長)
「福祉に興味ない人に触れてもらうきっかけをどうしようと考えたときに、介護福祉の面白さや、やりがいをうたうより、とにかく会社を目立たせることをやろうと」

今では、運営する全国28の事業所で、あわせて30人ほどのマッチョが介護士として働いています。

この「マッチョ採用枠」が話題を呼び、筋肉自慢以外からの応募も増加!採用枠を設ける前まで30人程度しかいなかった介護士は、現在約300人に増えました!