三重県の南部、御浜町では「極早生温州(ごくわせうんしゅう)みかん」の初出荷が行われました!一般的な「温州みかん」よりも2か月ほど早く市場に出回る品種です。
選果場では、傷がないか形はどうかなど品質を一つ一つ確かめながら箱詰め作業が行われていました。こちらでは「秋みかん」と呼んでいるそうですが、ことしの出来はどうなんでしょうか?

(御浜柑橘 芝博久代表)
「気温が昨年より2℃くらい高くなっていると思う。糖度が高く仕上がっている。残念なことに『日焼けみかん』がたくさん出てきているのが現状」
手塩にかけて育てた芝さんは、「暑さの影響で例年よりも糖度が高くなり、ことしもおいしく仕上げることができた」と言います。一部のみかんは、強い日差しを受けて皮が日焼けし変色したようで、試しに皮をむいて頂きました。

(芝代表)
「水分がない。日焼けしてない部分は水分がびっしり入っている」
自然と対峙する仕事の厳しさは受け入れざるを得ませんが、ことしの夏の暑さは特に厳しかったようです。

(芝代表)
「いろんな対策を講じているけど、温度の上がり方についていけないのも現実」
「極早生温州みかん」の出荷作業は10月中旬まで続き、東海地方を中心に約150トンを出荷するということです。
