今回の台風15号はどれほど強まるのか。過去の同じようなルートを通った台風を見てみます。

2021年の台風14号は、西から台風が近づいてきて、三重県南部を通過していきました。台風の予報円の真ん中を通ったとすると、今回の台風15号と同じようなルートです。しかも東海地方に近づくときは、中心気圧が1000ヘクトパスカルで通過しました。今回の台風15号も同じような影響が考えられると思います。

2021年に台風14号が通過した時には、愛知県豊橋市では体がもっていかれそうになるほどの強い風が。

この時の台風の勢力は、今回の台風15号と同じように、さほど強くなかったのですが、最大瞬間風速は23.1メートルと、特に沿岸地域を中心に強い風が吹きました。

雨は広い範囲で強まり、特に台風が通過した三重県南部は、湿った空気が流れ込み台風が接近する前から大雨になりました。

降り始めからの雨量は、三重県尾鷲市で300ミリに。

台風の勢力は台風の強さに比例しません。台風の風が弱かったとしても、雨を降らせるパワーだけはしっかり持っていますので、今回もそのパワーには注意、警戒が必要です。