“強さの秘密”は選手の言葉に…

「愛知豊橋ボーイズ」は、今回の夏の甲子園に6人の選手を輩出。普段、土日祝日だけ練習を行うなど練習量が多くはない中で、なぜ甲子園で活躍できる選手を輩出できたのか…その強さの秘密は豊橋中央の選手の言葉に隠されていました。

(豊橋中央・砂田主将)
「むちゃくちゃ楽しいところだったんですけど、一瞬で終わってしまった」
(豊橋中央・松井選手)
「あの舞台で野球ができて、野球ってこんなに楽しいんだって改めて思った」

「練習は厳しく、試合は楽しく」、これは10年以上愛知豊橋ボーイズの監督を務める中野監督が、昔からずっと教え続けてきたことだといいます。

(愛知豊橋ボーイズ 中野哲伸監督)
「練習は厳しいので、その分試合は楽しまないと、グラウンドでやるのは子どもたちなので。(試合の)緊張感の中で楽しめない部分もあると思いますけど、試合は楽しまなきゃ損だぞと言っているので。(練習と試合の)メリハリの付け方はできるようにと。それが上(高校)に行ってもつながっているのかな」

横浜のキャプテン、阿部葉太選手も愛知豊橋ボーイズ出身。

(中野監督)
「『この試合勝ちにいくよ』って、チームの雰囲気を作るとかチームを引っ張っていくところは中学校の時からあった」

愛知豊橋ボーイズでもキャプテンを務めていた阿部選手。チームを引っ張る求心力は当時から健在で、同じチームで3年間ともにプレーをした豊橋中央のメンバーからの信頼も厚いようです。

(豊橋中央・花井成次選手)
「プレーでチームを引っ張っていく主将だった」

(豊橋中央・松井選手)
「タフで、すごく真面目で、ずっとティーバッティングしていたイメージ」

(豊橋中央・髙橋投手)
「高校に行って活躍して、中学の時より成長したなと思う」

19日、ベスト4進出をかけて県岐商と対戦した横浜。阿部選手は延長10回にタイムリーヒットを放つ活躍を見せましたが、惜しくも敗れ、春夏連覇の夢はついえる形となりました。