昨年度の名古屋城の来場者数が223万人となり、過去2番目に多かったことがわかりました。インバウンドの回復が追い風となっています。
名古屋市によりますと、昨年度1年間に名古屋城を訪れた人は223万人にのぼり、前年度より17万人増えました。これは、名古屋城も会場となった世界デザイン博が開かれた1989年度の389万人に次ぐ、過去2番目の来場者数です。コロナ禍で一時落ち込んでいた観光需要の回復に加え、外国人観光客の増加が大きな要因とみられています。

外国人観光客の来場者は前年度より約20万人多い62万人で、過去最多を更新し、全体の3割以上を占めています。城の天守閣は、2018年から閉鎖されていますが、広沢一郎市長は、「インバウンドを中心に人気を博している。名古屋城についてSNSで発信する人が増え、本丸御殿を目当てに訪れている人も多いと思う」と話しています。