供給量が増えてキャベツの値段はどうなる?

夏場の長雨に加え、冬場の少ない雨や気温が低い日が続いたことで生育が遅れていましたが、先月に入って暖かい日が続いたことや雨が適度に降ったことでキャベツが成長。供給量が増えたことで価格が下がってきたといいます。出来はどうなのか伺うと…。

(キャベツ農家 彦坂航さん)
「今とっているキャベツは冬の寒い時期を耐えたキャベツなので、しっかり糖度がのっていて、甘くておいしいキャベツが多い。1玉1000円では、それは買わないよねと思うので、手の届く時に、いっぱい食べてほしい」

彦坂さんはドレッシングなどは“味変”程度にして、キャベツそのものの味を楽しんでほしいといいます。気になるのは今後の値段ですが。

(キャベツ農家 彦坂航さん)
「値段の高い安いは気候が絡んでくるので。暑い寒い、遅霜などがあると値段が上がってしまう。多分(スーパーなどから)なくなることは、しばらくはない。高原の涼しい地域の産地に切り替わるバトンリレーがうまくいかないと。消費者からすると『また…』という値段になる可能性も」

彦坂さんの畑では収穫は6月ごろまでで、キャベツシーズンも後半に。

(キャベツ農家 彦坂航さん)
「ようやく終わりが見えてきた。今まで夏が暑過ぎて作りづらいとは聞いていたが、冬もこんなに作りづらいのは初めて。異常気象が毎年のように来ちゃうと、どうにもならない」