3年前、三重県の高校生が同級生からいじめを受け不登校となった問題で、県は再調査を行うことを決めました。

この問題は3年前、当時県立高校に通っていた1年生の生徒が、同じ学年の生徒らから荷物を持たされるなどのいじめを受け、夏休み明けに不登校となり、冬に転校したものです。

学校はおととし、いじめ重大事態として第三者を交えた調査委員会を設置しました。

委員会はことし2月、高校でのいじめに加え、中学時代に別の生徒から弁当を勝手に食べられたり、腹を殴られたりしたことなどもいじめと認定、不登校との因果関係を認める報告書をまとめました。

しかし、翌月に保護者が「中学時代にいじめに加わった関係者がもっと多いのではないか」と申し立て、県は再調査を行うことを決めました。

10月24日に第三者による委員会を開き、調査を進める予定です。