新米がとれ始めると値段は落ち着くのではないかとお伝えしてきましたが、もう新米はとれているはずなのに、なぜ米はまだ高いんでしょうか?

去年の秋以降、農林水産省も想定外の事態が起きているんです。

去年の新米、2024年産の新米は679万トン収穫されました。前の年と比べて18万トンも増えたんです。

ところが去年の年末の時点で、JAなどの集荷業者に集まっている米の量は120万トン、これは前の年と比べて21万トン減っているんです。収穫量が増えているのにどうして減っているのか。

この21万トンの米は一体どこにいったのか?これがいわゆる「消えた米騒動」なんですけれども、江藤農水大臣は「どこかにスタック(停滞)していると考えざるを得ない」と言っているわけです。