巨大地震を引き起こし、地表の形をも変える 「活断層」。国は阪神・淡路大震災を機に、長さが20キロ以上で、マグニチュード7以上の地震を起こす可能性のある、114の活断層を調査し、その危険度などを公表してきました。

そのひとつが、岐阜県から三重県につづく「養老ー桑名ー四日市断層帯」です。

(愛知教育大学(地震学)戸田茂教授)「(活断層が)南北に通っていて坂が…」

愛知教育大学の戸田茂教授と訪れたのは、桑名市中心部の坂道。海が近く、平らなはずの桑名市でこの坂があること自体が“異常”だと指摘します。

活断層は地下の地層や岩盤に力が加わり、ずれ動いたもの 。過去に地震を起こした証であり、将来、再び地震を起こす可能性も秘めています。