任期満了に伴う岐阜県知事選が1月9日に告示されます。今回は20年ぶりの新人対決となり、2人の立候補予定者は新年早々から本格稼働しています。

近年、外国人観光客からも注目される岐阜県。
昔ながらの文化や豊かな自然、特産品の知名度は高まっています。
この県の「かじ取り」を託される知事が20年ぶりに代わることに…。

(岐阜県 古田肇 知事)
「最期の最後まで、皆さんと一緒に汗をかきたい」
6日の「仕事始め式」で、こう挨拶した古田肇知事。
2005年の初当選から5期20年にわたり、特産品の販路拡大やインバウンドの増加などに取り組みました。

その古田知事が退任を決めたことで、9日に告示される知事選は20年ぶりに新人候補による対決に。
(江崎禎英 氏・60歳:2024年8月取材)
「人や物が集まる岐阜県にしたい」
まず立候補を表明したのは元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英さん。
江崎さんは前回の知事選にも出馬し、古田知事に約7万票届かず落選しましたが、今回は若者や女性の人口流出を食い止めることや、災害に強いインフラを整備することなどを公約に掲げています。

(江崎禎英 氏)
「初詣に行きます」
先月31日の大晦日の夜、江崎さんは家族とともに近所の寺へ初詣に。地元の支援者らとの交流を深めました。
(江崎禎英 氏)
「皆さん声をかけていただいて、地元があるから頑張れる」

江崎さんは、合気道6段の腕前。1月4日には初稽古を行い、知事選への決意を新たにしました。
(江崎禎英 氏)
「4年間、色んな準備をしてきたので、右往左往せず真っすぐ進むという。武道の本質を生かしたような選挙戦にしたい」