世界中から銀行やIT企業が集まり、経済発展が進むシンガポール。その都心にある百貨店で開かれたイベントで提供されているのは、伊勢エビやカキ。全て、志摩市からとれたてを運んできました。
市長自らシンガポールでPR

さらに、江戸時代から高い評価を受けてきた伊勢志摩のかつおぶしを紹介。削っているのは、元かつおぶし製造会社社長の橋爪政吉市長。市長自ら、シンガポールまでトップセールスに来た訳は「インバウンドの取り込み」です。
志摩は、美しい自然と海産物で知られ、観光も産業の柱ですが、2023年に宿泊した観光客約140万人のうち、外国人はわずか3万3000人。十分にインバウンド客を取り込めていません。
それを増やすためのアジア各国へのトップセールスを行っていて、香港、タイに次ぐ3か国目が本命のシンガポール。1人当たりのGDPはアジアで1位。世帯の5%が資産1億円を超える“お金持ちの国”です。
シンガポールでは、日本の“刺身”や“すし”が人気で、スーパーにもたくさんの魚介類が並んでいます。イベントでは、単なる刺身ではインパクトに欠けると、カキと伊勢エビの刺身にイチゴのサルサソースを和えた一品や、鰹にジンジャーソースをかけたシンガポール風の“鰹のたたき”などを振る舞いました。試食した皆さんの反応は上々です。