通勤ラッシュの時間帯…大人が“子どもたちの列”を止めてしまうことも

この子どもたちが歩く通学路には2つの信号機があり、それぞれに列ができています。

交差点には交通指導員や保護者が立っているほか、子どもたちの通る歩道側にはガードレールが設置されるなど、一定の安全対策はとられていますが…

子どもたちは、車道の真ん中で立ち止まってしまうことも。

この様子を見たある警察官は、「車道で立ち止まるのは見過ごせない状況だ」と話しました。

信号交差点の100メートル手前…青になり、子どもたちが歩き出しますが、十数メートル歩いただけですぐに止まりました。

雨の日はいつも“信号待ちの大渋滞”です。

通りかかった大人が子どもたちの列を止めることも…通勤ラッシュの時間帯、当然、車も通ります。

学校側は教育委員会に対し、学校周辺での歩行者用の青信号の時間を延ばすよう要望していますが、すぐに改善が見込めない中、保護者は子どもたちにどのようなところに注意するよう教えればよいのでしょうか。

(愛知県警 交通総務課 山本清文次長)
「傘をさしたり、レインコートを着たりして、視界が遮られやすくなる。水たまりができて足元が悪くなるので、普段よりも視線が下に向きがちに。しっかり自分の存在がドライバーから見えているか確認して交差点を渡ったり、道路に出るように(子どもたちに)教えてあげてほしい」