急速に広まっているロボット支援手術について論議する全国学会が、10日から、鳥取県の米子市で始まりました。

全国から医師など、およそ1000人が参加する日本ロボット外科学会。

会長を務めロボット支援手術の第一人者でもある鳥取大学医学部付属病院の武中篤病院長の講演のほか、各会場では、テーマごとにシンポジウムやセミナーが開かれ、技術の共有や課題などについて、発表や討論が続きました。

第16回日本ロボット外科学術集会 武中篤会長「医療用の機器の性能が上がるだけでは、患者に良い手術はできないので、手術方法の確立や学習することがこの学会の目的でもある」

ロボット支援手術は、患者への負担が抑えられるのがメリットで、保険の適用も進んでいます。

診療科の垣根をこえることで、安全性確保などの成果をあげ、注目される鳥大病院の取り組みについても発表されていました。