去年9月の米子バイオマス発電所の爆発火災事故を受けて、鳥取県は火力発電所の設置にあたり周囲に与える環境影響評価、アセスメントの要件を厳格化し、バイオマス発電所も評価の対象とすることを決めました。


鳥取県 平井伸治 知事
「これによりいわゆるバイオマス発電所もアセスの対象となる」

現在の鳥取県環境影響評価条例・施行規則では火力発電所のアセスの要件を発電出力15万kW以上と定めていますが、これに「排出ガス量1時間あたり4万㎥以上」を加えます。

火力発電所の設置許可は国が担いますが、県としても要件を厳格化してバイオマス発電所を環境影響評価の対象に加え、安全性などを巡る地元の意見を反映することができるようになります。

平井知事は、1月31日の愛知県の火力発電所の爆発火災も木質ペレットの貯蔵施設が火元とみられると報道されていることに触れ、米子の例と共通する部分もあるのではないか、国として出火原因などを把握し、安全に繋げて欲しいと述べました。