鳥取県の支援先に決まった能登半島地震の被災地、石川県志賀町に派遣されていた
県職員が、15日、現地の状況を知事に報告しました。
鳥取県から志賀町への支援隊は県と市町村の職員で構成され、6日に第一陣が出発したのに続き、これまで数度にわたりあわせて88人が派遣されました。
専門性のあるチームを編成し、住宅の応急危険度判定や水道の復旧に携わったほか、物資の管理では、乱雑に山積みされていた支援物資を整理し、統一した書式で
各避難所のニーズを吸い上げて時間を決めて配送するよう工夫しました。
また保健師のチームは避難所を回り、間違っていた簡易トイレの使い方を説明したりしましたが、断水で手洗いができないことや家に帰りたい避難者に二次避難の必要性を訴えることなど、感染予防に向けた課題を挙げました。
保健師チーム 角田智玲さん(県医療政策課)
「特に高齢者のお宅は古い木造住宅が多いもので、ご本人は帰られるつもりであっても帰るところがない、難しいという方がたくさんいらっしゃると思います。やはり1.5次避難、2次避難を促していくことが必要になると思っています。」
鳥取県からの支援隊は今後も随時派遣されます。