12日、鳥取県米子市の米子保健所は、市内の保育園で感染性胃腸炎の集団感染が確認されたと発表しました。
感染が確認された11人の園児のうち6人からは、ノロウイルスが検出されたということです。


感染性胃腸炎の集団発生が確認されたのは、鳥取県米子市の保育園です。

米子保健所によりますと、12日、保育園から米子保健所に「複数の園児に嘔吐、下痢の症状が発生しており、有症状者の一部からノロウイルスが検出されている」と報告があったということです。

1月2日に初めて感染性胃腸炎が確認されて以降、これまでに合計11人の園児が感染し、そのうち6人からノロウイルスが検出されたということです。
主な症状は嘔吐や下痢で、現在10人が症状を有していますが、重症者はいないということです。

鳥取県の感染症発生動向調査情報によりますと、1月1日からの7日間で、県中部では感染性胃腸炎の感染確認が、前の週に比べ約1.5倍に増えています。

米子保健所は、保育園と家庭での二次感染防止対策の徹底を指導すると共に、園児と職員の健康調査を継続するとしています。

また、感染拡大を防ぐため、各施設では、手洗いや十分な消毒を行うこと。
下痢や嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診してほしいとしています。