能登半島地震への支援の輪が広がっています。鳥取県中部地震で被災し支援を受けた飲食店が、売り上げの一部を寄付する取り組みを始めました。


ワインバル El Agua Azul 中家弘樹オーナー
「こうやって寄付するきっかけになったのも、その時にやっぱり、自分の知り合いの飲食店の全国の人から、食器やグラスとかを無償で提供していただいたのはいいことだなと思ったので。自分の店でもこういうことがあったときにできることはないかなと思って」

中家弘樹さん、鳥取県倉吉市でワインバルを経営しています。

中家さんは、2016年、鳥取県中部地震で当時、市内に構えていた別の店舗が被災した際、多くの支援を受けた経験から今回の能登半島地震で、何か自分ができることはないかと考えました。
そこで始めたのが、店で出す石川県産ワインの売上の半分を被災地に寄付する取り組みです。

ワインバル El Agua Azul 中家弘樹オーナー
「個人の単位ができることは限られてると思いますけど、何もしないよりは絶対、行動した方がいいと思いますので」

今回店が用意したのは石川県穴水町のワイナリーで作られている「能登」という赤ワイン。

「ヤマソーヴィニヨン」という日本固有のブドウを使っていて、野性的な香りとしっかりとした味わいが特徴です。
グラスでもボトルでも注文することができます。

中家さんは、今回の寄付もさることながら石川県産のワインの味が広まることで、息の長い支援につながることを期待しています。