カニの色といえば「赤」というイメージですが、珍しい青紫色のズワイガニが鳥取市の賀露かにっこ館で展示されています。

水槽の中で悠然としているズワイガニ、足や爪、甲羅などが青紫色です。
先月鳥取港で水揚げされ、変わった色だったことからかにっこ館に提供されました。

カロテノイドという赤や黄色の色素があるため、普通のカニは赤っぽく見えるといいますが、この青紫色のズワイガニはカロテノイドの量または働きが正常でないため、こうした見かけない色になったとみられます。

鳥取県立賀露かにっこ館 西村雅子マネージャー
「この体の色はとても珍しいですね。今回展示は初めてではないんですけども、毎年入るものではありませんし、非常に珍しく、お客様からも大変好評でございます。」

普通の色ならば食べられてしまう運命だったズワイガニ。
変わった色だったことから、しばらくはかにっこ館で悠然と過ごします。