感染が急拡大している、新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.5」。
鳥取大学医学部ウイルス学分野の景山誠二教授は、「BA.5」には、ある特徴があると指摘します。
鳥取大学医学部ウイルス学分野 景山誠二教授
「(ワクチン接種で)抗体を作って、ウイルスが細胞にくっ付くのを邪魔していたんですけれども、(BA.5は)邪魔している抗体をすり抜けてゴールまで行っちゃうと。BA.4とか5とかが、主流にはなると思います」
免疫をすり抜けて感染する「免疫逃避」です。
一方、「BA.5」はデルタ株に比べて重症化率は低いといわれています。ただ、感染が拡大すれば重症患者数は増えてくるため、油断できないと話します。
一方で、ワクチンの効果については。
鳥取大学医学部ウイルス学分野 景山 誠二教授
「デルタまでは2回の接種で制御できるんですよ。オミクロンは、ちょっとワクチンが合わないので、数で勝負しないといけないので、抗体の量を上げないといけないんですね。そうすると、3回目の接種が必須です。3回目をやらないと意味がないので、ぜひ3回目まで済ませていただきたい」
景山教授は、3回目のワクチン接種の重要性を訴えます。