17日午後、日本海沖で「ろうと雲」を複数同時に、鳥取県の海岸から確認したという情報が寄せられました。強い寒気が流れ込んで発達した積乱雲が発生し、その下で発生したものとみられます。

17日午後4時過ぎ、鳥取県湯梨浜町の海岸から撮影されたのは、ろうと雲です。
撮影した人によりますと、日本海にろうと雲のようなものが、多数発生していたということです。
また、17日午後1時、鳥取県岩美町の浦富海岸からも、ろうと雲のようなものが確認されています。
鳥取地方気象台によりますと、17日は強い寒気が断続的に流れ込んでいて、発達した積乱雲の下でろうと雲が発生したとみられるということです。
雲の底部から伸びた雲が、地面や海面にまで達すると、竜巻と判断されますが、今回、伸びた細い雲が海面に着水している状況は確認できないため、ろうと雲と判断したということです。
ろうと雲は、冬の日本海ではよく見られる現象で、積乱雲がたくさんあるときなどは、複数同時に見られる時もあるということです。