鳥取県江府町の奧大山スキー場で、パトロール員ら4人が犠牲となった雪崩事故から13年を迎えるのを前に、5日、慰霊献花式が行われました。

慰霊献花式には江府町の白石祐治町長らが出席し、黙とうをささげた後、慰霊碑に献花しました。

雪崩事故が発生したのは、13年前の2010年12月31日。
スキー場で一度発生した雪崩を確認するため、ゲレンデに向かったパトロール員を2度目の雪崩が襲い、4人が生き埋めになり亡くなりました。

その後、スキー場は2019年シーズンから経営難などを理由に営業を休止しています。

江府町 白石祐治 町長
「人の命に関わるような案件であれば本当に細心の注意を払って行う、これはすべてのことに教訓として生きると思います」

当時、現地調査を行った専門家は積雪の上だけ崩れる表層雪崩だったとの見解を示していて、江府町などは事故の教訓を風化させないため、献花式を今後も続けていきたいとしています。