先日、珍しい生き物を島根県の隠岐で捕まえたとの情報が、BSS山陰放送に寄せられました。専門家に聞くと、なんと新種の可能性もあるとのこと。「山陰のガラパゴス」ともいえる隠岐諸島の独自の生態系に迫ります。
先日、BSS山陰放送に寄せられた写真に写っていたのは、なにやらヌメリのあるネバネバした生き物です。
この生き物を見つけたのは、山陰を中心に自然観察指導員として活動する白石泰志さん。さっそく話を聞いてみました。
自然観察指導員 白石泰志さん
「コウガイビルのようなんですけど…ヒルとは名前は付きますけど、ヒルの仲間ではなくて、プラナリアという生物の一種です。」
先月下旬、白石さんは島根県隠岐の島町の山の中でカタツムリの調査を行っていたところ、この生き物を発見したということです。
3本の黒い筋が入っていて、体長およそ5センチほど。伸びたり縮んだり動いていて、「コウガイビル」というプラナリアの仲間のように見受けられるといいますが、日本に生息しているコウガイビルの、どの種類にも当てはまらないというのです。
自然観察指導員 白石泰志さん
「自分もヒルの専門ではないし、コウガイビルの自分のイメージは茶色と、あと真っ黒の二種類。この二つしか知らなかったので、これとは全く似てない生き物がいたのでびっくりしました」

いったいこの生き物は何なのか?
コウガイビルの発生学に詳しい専門家に話を聞いてみました。