29日午前、鳥取県鳥取市の岩戸港で、釣りに来ていた高齢男性が防波堤で足を滑らせ、消波ブロックの間に転落する事故がありました。
男性は救助されましたが、ろっ骨を折るなど重傷です。

鳥取海上保安署によりますと、事故があったのは鳥取市福部町の岩戸港の北防波堤で、29日午前6時15分ごろ、釣りに来た市内在住の男性(70代)が足を滑らせ、消波ブロックの間に転落しました。

現場に居合わせた釣り仲間が消防に通報し、男性は救急隊により救助され病院に搬送されました。

男性は意識はありますが、左のろっ骨などを折る重傷を負いました。

事故当時、天気はくもり、南西の風5メートル、波はなく北のうねりが3メートルで、防波堤は濡れていたということです。

事故を受け鳥取海上保安署は「冬の海は晴れでも波が高く、うねりは当分の間高い状況が継続し、岸壁などが濡れて滑りやすい状態となっています。釣りなどをする際は、救命胴衣の着用、足元の確保、複数人での釣行、連絡手段の確保をし、事故発生時には速やかに通報できる体制の確保をお願いします」と話しています。