医学部附属病院の再整備に取り組む鳥取大学が米子市に対し要望です。
新しい病棟の建設などで、米子市が所有する湊山公園の一部、芝生や野外ステージなどがある場所の使用を要望しました。
鳥取大学の原田省理事らは、22日、米子市の伊木市長を訪ね、病院の再整備のための要望書を提出しました。
老朽化が進む鳥大病院は、2030年の着工を目指し、現在の場所での再整備を検討しています。
敷地が手狭なことに加え、現在の病棟の一部が土砂災害警戒区域に指定され、新たな土地の確保が必要だとし、隣接する湊山公園の一部使用を求めました。
鳥取大学が示したのは、湊山公園の敷地で、現在、芝生や歩道、野外ステージなどがある場所で、新しい病棟を建設する他、工事中は駐車場としても使用する計画です。
鳥取大学原田省理事「ぜひ市民の皆さまには、この病院の価値というものをご理解いただいて、できる限りご理解とご協力をいただけたらと思います」
新病院は、公園との一体性を図り、公園を訪れた人が病院の一部に立ち寄ることができるような構想を考えているということです。
米子市伊木隆司市長「米子市としても、これを重要な事業と位置付けて、しっかり歩調を合わせながら、構想の実現に向けて努力していきたい」
すでに、湊山公園の敷地の一部提供を市議会で表明していた伊木市長は、鳥取県などとも協力し、計画を具体的に検討する考えを示しました。