健康被害が発生し全国的に問題となっている、いわゆる「大麻グミ」をめぐり、鳥取県は大麻グミ相談窓口を設置しました。
鳥取県では条例で危険薬物全般の販売や所持を禁止しているとして、平井伸治知事は22日の定例記者会見で、大麻グミに関しても「警告や中止命令など躊躇なく行う」と述べました。

鳥取県 平井伸治 知事
「今回も同じイタチごっこやってるとしか思えないところがありますよ。決して社会的に許すべきものではない」

いわゆる「大麻グミ」は、大麻成分と分子構造が似ているHHCHという成分が含まれ、これを食べた人の健康被害が全国的に問題となっています。

鳥取県は条例により、成分指定ではなく健康被害が生じるおそれがある物全般を「危険薬物」として製造、販売、所持、使用などを全面的に禁止し罰則も設けています。

22日の定例記者会見で平井知事は、大麻グミ相談窓口を設置したほか、条例違反があれば今後も警告や中止命令など躊躇なく行っていくとしました。

鳥取県 平井伸治 知事
「罰則も適用されます。したがいまして本県におきましては、大麻グミは条例違反です。売る人も条例違反です。このことを今後、しっかりと徹底してやるように、ちょっと担当部局の方に厳しく、申し渡しをさせていただきました」

現在、鳥取県内での販売や健康被害は確認されていないということです。