サバを腹を開くと、そこにいたのは…白くて細長い、約200匹の寄生虫「アニサキス」。アニサキス用のブラックライトで照らされた無数のアニサキスを撮影した動画がSNSで話題となっています。
動画を投稿したのは宮崎大学医学部寄生虫学分野の田中助教らで、サバの漁獲量などが増えるこれからの時期は、「アニサキス食中毒」に特に注意が必要だと警鐘を鳴らします。

X(旧ツイッター)に投稿されたある映像が、大きな注目を集めています。

その動画では、腹を開いたサバにあるライトを当て…すると浮かび上がってきたのは、無数のアニサキスの姿です。

投稿したのは、宮崎大学医学部寄生虫学分野で、実習の際に撮影しました。

宮崎大学医学部寄生虫学分野 田中美緒 助教
「サバを開いて、内臓の周りにいるアニサキスを観察する実習をやっているんですが、今年はアニサキスのライトが手に入ったので、実習で使ってみました」
「アニサキスの種類にもよりますが、生きているときは内臓の周りについていることが多いんですけど、魚が獲れて死んで時間が経つと、身のほうにも移動してくるので、内臓の処理をせずに時間が経ったものは、身に入っていることが見られます」