競馬投資を装った詐欺で、60代の男性が、906万円の被害にあったことが分かりました。
鳥取県警によりますと、鳥取県鳥取市に住む被害者の男性は、今年10月10日頃に「副業しませんか」というショートメールを受け取り、そのリンクから誘導されて会員登録をしました。
男性は、いくつかの副業の種類の中から、男性の資金を原資として競馬で利益を出してもらう競馬投資を選択しました。
10月13日、男性が指定された口座に300円を振り込むと、馬券が的中したとして、男性の口座に2000円が振り込まれました。
これで信用した男性は、10月20日に指定された口座に7万円を振り込むと、馬券が的中して950万円に増えたとメッセージが届きました。
男性が払い戻しを依頼すると、「1割の手数料が必要。支払った手数料は後で返金される」などとメッセージが届き、男性が、10月23日から11月2日までの間に何度か振り込みを繰り返すも、払い戻しは全くありませんでした。
男性が警察に相談したことで詐欺と分かり、被害金額は906万円にのぼりました。
鳥取県警は、ネットやメールの副業情報は詐欺の可能性がある、少額の利益が振り込まれるのは、更なる投資を引き出すための罠などと、注意を呼び掛けています。