11月初旬、島根県と鳥取県にまたがる中海の沿岸でたくさんの魚が死んでいるのが見つかりました。その原因を調べてみると、天候と汽水湖ならではの特徴が関係していることが分かりました。
11月9日の松江市東出雲町付近の中海。岸辺に、死んでいる魚が何匹も見られました。出雲河川事務所によると、発見された魚は、ほとんどがヒイラギで、その数は、約500匹。

この現象、去年9月、台風11号が通過した時にも確認されていて、その際は、なんと、1万匹以上が見つかっています。
どころで、「ヒイラギ」という魚、ご存知ですか?
島根県出雲市にある宍道湖自然館ゴビウスに行ってみると、中海を再現したジオラマに大量展示されていました。
宍道湖自然館ゴビウス飼育展示係 森永和希 さん
「中海では、エノハと呼ばれて親しまれている魚になります」
植物のヒイラギのように、ヒレがギザギザしているのが名前の由来ということですが、このヒイラギが、大量に死んでしまった理由とは?