30日、ガソリン価格が15年ぶりに最高値を更新しました。
原因となるのが円安と補助金の減少。
政府は価格高騰対策を延長する方針ですが、今、ガソリンスタンドでは「満タン」入れるお客さんが増えているということです。

小林健和キャスター
「ガソリン価格の高騰が止まりません。あちらの価格表示見てみますと、レギュラーがリッター189円。そしてハイオクは大台の200円にのっています」

石油情報センターによりますと、30日発表されたレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットルあたり185.6円となり15年ぶりに最高値を更新しました。

山陰両県でも鳥取県は188円(+2.8)、島根県は187.5円(+2.1)とともに値上がりしています。


「もうこんなの初めて。これいつまで続くのかなって」

こうした中、街のガソリンスタンドでは今、「満タン」にする人が増えているということです。

山陰石油ハートピア皆生給油所 潮淳司 店長
「毎週値段が上がっていくので、そうするとどこで(ガソリンを)ついでも高いのは変わらないので、早めについだ方が安くつげるというところがあるのではないかと思います」

30日、岸田総理は「10月中にはリッター175円程度の水準を実現したいと思っています」と述べ、来月7日から新たな措置を導入し、ガソリンの小売価格を1リットルあたり175円程度に抑える考えを表明しました。

一方で、石油情報センターは「来週のガソリン価格は小幅に値上がりする」と予想しています。