流行の洋服を安く大量に生産し、短期間で販売するブランドや業態、「ファストファッション」。
大量生産・大量消費のため、廃棄される服が増えていることが問題となっています。

そんな、ファストファッションとは逆に、長くいい服を着続けてもらいたいと、
島根発の新たなデニムブランドが誕生しました。



島根発のご当地デニム「IZUMO DENIM」。
オリジナルのヴィンテージデニムです。

テーマは「育てていくデニム」。
履いたり、洗ったりすることで自分に合ったデニムとなり、長く楽しんでほしいという思いが込められています。

実は、島根県内では昔からデニムが作られていました。

雲南市にある縫製工場では、アメリカの有名ブランド、リーバイスのジーンズを1970年代から縫い続けていて、現在でも有名ブランドのデニムを手掛けています。

そんな、県内企業の技術を多くの人に知ってもらおうと、新たなブランド「IZUMO DENIM」が誕生しました。

ヨシカネ服装 鈴木健暁マネージャー
「雲南市の縫製工場は日本でも最高峰だと僕は思うので、その技術をしっかり島根県の人が使って世の中にだしていく、アパレルをやっている人間としては何とか世に出したいという思いがあった。」

「IZUMO DENIM」を立ち上げたのは、テーラー店のマネージャーの鈴木健暁さんと、トータルブライダルサロン代表の三宅博巳さん。

三宅さんは、これまで結婚式や披露宴でもデニムジャケットなどを着用してきたといいます。

結婚式で着用

imakoko 三宅博巳代表
「もともとデニムが、個人的にヴィンテージが好きだった。デニムジャケットは結構な反響をいただいています。やっぱりオリジナル性もあるし、あとはかっこいいとか。」

生地作りから考え、1年半でおよそ10着の試作品を作りました。

imakoko 三宅博巳代表
「どれが昔の生地に近かったかっていうのを自分たちで履き比べて決めています。」

ほかにも、デニム特有の経年変化を楽しんでもらうため、ボタンは錆が味わえる鉄製に。
皮バッチも洗うたびに変化がでやすい鹿革で作るなど、長く着ることを楽しめるようになっています。

imakoko 三宅博巳代表
「5年履くと、こういうきれいなスカイブルーに変化していきます。現行のデニムでは9割がたこういう色に落ちるのはありえない。」

こうして、こだわり抜いた「IZUMO DENIM」が完成しました。

5月3日、店舗販売に先駆け、島根県松江市玉湯町でイベントを開催。
並べられたのは、2種類のパンツやジャケットです。


「京都から来ました。生地とボタンあとステッチもかっこいいし最高です。またデニムを履こうかなときっかけになりました。」


「いいと思います。洗っていくたびに味が出て。お誕生日おめでとうございます。今日は主人の誕生日なのでお礼もこめて。」

「IZUMO DENIM」は大好評。
立ち上げから1か月ほどで100着以上売れたといいます。

imakoko 三宅博巳代表
「地方デニムでとどまりたくないなという思いはありますね。島根から全国へ行きたいですし、ポテンシャルはあるものだと思うので島根県自体が。全国の方に手に取っていただける商品をどんどん作っていけたらなと思っています。」

島根にある長年の技術を生かした「IZUMO DENIM」。
新しいデニム神話が誕生です。