台風7号で断水の被害を受け風呂に入るのもままならなかった鳥取県鳥取市佐治町の人達が、20日、鳥取県三朝町の三朝温泉に招待されました。
三朝温泉の旅館、三朝館に到着したのは、鳥取市佐治町の人達15人。
加瀬木や高山の集落では、台風による橋の崩落などで断水の被害が出ていて、風呂にもなかなか入れない人たちに、ゆったりと温泉に浸かってもらおうと、鳥取県や三朝温泉旅館協同組合がこの日帰り入浴を企画しました。
佐治町の人達は体を洗い流したり、広々とした湯舟に浸かったりして、貯まった疲れを癒していました。
入浴した人
「水はありがたいですね、5日振りに風呂に入れました。」
「こんなええ気持ちは初めてだ。」「(断水で)全然、一滴も出んのやけん、3日間、4日になるかな。」
三朝温泉でも一部の旅館で台風の被害が出ましたが、全て営業を再開していて、今回の企画には元気な温泉をアピールしたい思いもあります。
三朝温泉旅館協同組合 森田純一事業委員長
「心も体も多分疲れ切っていると思い、せめて心の癒しになる温泉に入って頂いて、明日からの活力をつけて頂きたいなと思いまして。」
「観光地としては三朝温泉元気に営業しておりますんで、ぜひ皆さんもお越しくださいませ。」
被災者を温泉で癒す日帰り入浴は、8月24日まで実施されます。