頭から胸にかけてワインレッド色をした見た目にも珍しい鳥「アカガシラサギ」。
本来は日本にやって来ないはずの鳥ですが、鳥取県境港市で目撃情報が相次いでいます。
撮影:高田博文さん

鳥取県境港市内で撮影された映像。ワインレッド色の頭が特徴的なこの鳥の名前は…

米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員
「アカガシラサギの夏羽ですね。数年に1回くらい山陰地方では見られています」

「アカガシラサギ」。
中国東部で繁殖し東南アジアで越冬する鳥で、山陰で発見されるのは数年に一度の「珍鳥」とのこと。

動画を撮影した高田博文さんと8日、現地へ向かいました。

高田博文さん
「いつもこの田んぼにいて、稲と稲の間を歩いています。なかなか分からない時もあるんですけど…」

今日はいないのかもしれない…その時でした!

高田博文さん
「あーここだここだ。いました。いました。そこそこそこそこそこ。良かった」

アカガシラサギがいました。
撮影していると、虫でしょうか?エサを捕まえては、食べて食べて食べまくっています。

「アカガシラサギ」は今回、なぜ山陰にやって来たのでしょうか?

米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員
「日本に不時着と言ってはなんですが、日本に迷い込んできた鳥です。湿地の鳥なので水田地帯が主な飛来地なんですけど、木の茂みに隠れたがる鳥なので、両方あるような所が好みです。環境が気に入れば1~2週間滞在することもあります」

数年に一度の、鳥の不時着。
越冬地から中国へ移動する際に迷い込んだと見られるとのことですが、もし見かけた場合も、近づきすぎて驚かさないよう注意してほしいということです。