中国電力は、8日、島根原子力発電所1号機の廃炉完了が、4年遅れるとの計画変更を島根県に伝えました。
これは島根県庁を訪れ中国電力の中川賢剛社長が、丸山知事に伝えたものです。
2015年4月に営業運転を終了した島根原子力発電所1号機の廃炉予定は、当初、30年後の2045年度までに完了する計画でしたが、青森県六ヶ所村の
使用済み核燃料再処理工場の完成が遅れているため、1号機の燃料引き渡しが出来ず、全体として当初の予定より4年遅れ、完了が2049年度になるとして、中国電力は、計画の変更について、事前の了解を求めました。
説明を受けた丸山知事は、「今後、議会、関係自治体などの意見を聞きながら判断したい」とした上で、「県民への分かりやすい説明が必要」との見解を示しました。
中国電力は、島根県の他、松江市や鳥取県などにも、8日、同様の説明を行っています。