13日の山陰地方は大気の状態が非常に不安定となり、大雨となるところがありました。特に鳥取県では、鳥取市気高に「記録的短時間大雨情報」が発表され、各地で冠水などの被害が出ました。

山陰地方は、前線や湿った空気の影響で特に鳥取県側で大雨となり、気象庁は午前7時21分、鳥取市気高付近で約90ミリの大雨を観測したとして「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

そして鳥取市では、青谷で観測史上最大の1時間降水量(72.0ミリ)を記録、鳥取空港では7月の観測史上最大(61.5ミリ)となりました。

記者 齊尾和之
「鳥取市気高町です。用水路から濁流が溢れ出し、道路が冠水して通行止めになっています」

記者 福光莉子
「午後1時すぎの福部町です。道が完全に冠水しています。奥の方に見える通行止めの看板も半分ほど水に浸かっているのが確認できます」

住民
「ここの道路は川みたいになってかなり何軒か(浸水が)続いてますので。街に出るにはこの先の方を通って出ないと街には行けない」

各地では道路の冠水被害が。

鳥取市福部町では、膝くらいまで道路に水があふれ、ボートで移動する様子も見られました。

同じく福部町の駅の周辺では、川と川に挟まれた道が冠水していました。

鳥取市吉岡温泉町では、用水路から水があふれ出し道路が川のように。そして、近くのカフェでは、水が店内に入り込んだため、排水や清掃作業などが大変だったといいます。

店の人
「徐々に(水が入ってきて)見てもらったらわかるんですけど、(浸水は)10センチくらいですかね。年々災害が増えてきているので今後心配だなと」

鳥取市内の旧国道9号では、道路脇の斜面から土砂が流出。撤去作業が行われました。

また、鳥取市の海岸では、陸側から流れ出た雨で海水がにごり、海面にはっきり境界線ができていました。

一方、鳥取市末広温泉町にある鳥取生協病院では、建物の地下にあるピットに大雨により水が入り込んだため給水ポンプが水没。病院内の水道やトイレ使用できなくなりました。このため、鳥取市が給水車を出して水を供給するとともに、地下に貯まった水を汲み出す対応が続きました。この日は、清潔な水が必要な透析患者が9人あったということです。

先週末から山陰地方に降り続く雨。
鳥取県内では、7日の降り始めからの降水量(13日午後4時現在)は、鳥取空港290.5ミリ、鳥取市青谷288.0ミリ、大山町塩津254.0ミリ、境港市境 235.0ミリなどとなっています。

鳥取県内の被害について、午前10時に県が開いた災害警戒本部会議では、鳥取市気高町浜村や鳥取市国府町宮ノ下など、多数の道路冠水が報告されました。

その後、県が午後3時時点でまとめたところによりますと、けがをした人や住宅への浸水被害は確認されていませんが、山陰道の青谷・鳥取IC間などで、降水量が基準値を超えたほか、冠水などのため合計9か所で全面通行止めとなっています。

JRは山陰地区の全線区で午前中、特急・普通列車とも運転を取りやめました。午後から一部、運転を再開をしていますが、特急列車のスーパーはくとやスーパーいなばは終日運転取りやめが決まっています。

空の便は鳥取空港と羽田空港を結ぶ午前中の一往復が欠航。

また、小中学校や高校など合計33校が臨時休校したほか、学校施設にも
一部で浸水などの被害が出ています。