吉本興業のお笑いコンビで、鳥取県の住みます芸人「ほのまる」の向井登志彦さんさんが、鳥取県米子市にパン屋をオープンしました。
パンへの熱量が高い向井さん。もはや、芸人というよりもパン職人と言ってもいいかもしれないほどなんです。

キャスター 木嶋雄大
「店内、パンのいい香りがします。中には、いろんな種類のパンが並んでいます」

5月、米子市にオープンした「そしがやベーカリー」。
地元食材を使ったパンが約30種類並ぶ中、店のイチオシはバター100%で練り上げた食パン「そしがやブレッド」です。

さっそく、いただいてみると…。

キャスター 木嶋雄大
「柔らかくてもちもちのおいしいパンです。バターの風味が口からそして鼻に抜けていきますね」

オープンからわずか1か月ながらも、売れ切れる日もあるなど人気店になりつつあるこちらの店。
店主はというと…。

ほのまる 向井登志彦さん
「ゴ、ゴ、ゴリラ、交互に叩けないゴリラ。どうも~ほのまる・向井登志彦です。よろしくお願いしまーす」

吉本興業のお笑いコンビ・ほのまるの向井登志彦さんです。

鳥取県住みます芸人としてお笑い活動をする傍ら、パンを作り販売していて、手際よく生地を練っては次々とパンを仕上げていきます。

ほのまる 向井登志彦さん
「もともと東京で10年くらいパン屋さんで働いていたんで」

実は向井さん、芸人の下積み時代に、東京都世田谷区の祖師谷にあったパン屋で10年間働いていた経験があるんです。

ほのまる 向井登志彦さん
「人を笑顔にさせたくて芸人になったんですけど、まぁ滑るんですよ漫才が。まぁ滑るんですよね。芸人になるより前にパン屋さんで勤めていたので、パンの方が自信があります」

住みます芸人になったのを機に10年ほど前、地元・米子市に戻ってきた向井さん。
パン屋のオープンには、あるきっかけがありました。

ほのまる 向井登志彦さん
「僕の友達が心の病になって、精神科の先生に、日光にあたることと汗かくことが適度に良いよって言われたって言っていて。一番の理由は友達を救いたかった」

心を病んでしまった友達を助けたいという気持ちから、福祉に興味を持ち始めた向井さん。
去年、障害者の社会参加を促進するNPO法人「ぴーす」を立ち上げ、その就労支援施設としてまず、鳥取県南部町にスコーン専門店をオープン。そして就労場所をさらに増やそうと、このパン屋をオープンしたという訳です。

スタッフも働きやすい職場のようで…。

スタッフ
「とにかく楽しく、いつでも笑えるような感じで。みなさんこういう良い職場に出会ってほしいです」

かつて向井さんが働いていた東京のパン屋のオーナーも米子に駆け付け、パン作りをサポートしています。

向井さんが働いていたパン屋のオーナー 大崎慎一さん
「(東京で)みんなでやっていたレシピをいろいろ持ってきて、米子のみなさんに食べていただければなっていう形で」
ほのまる 向井登志彦さん
「あと5年ぐらいは引退せずに働いてもらって」

お笑い以外でも人を笑顔にしたい。
東京のレシピを受け継ぎ、向井さんはパン屋の夢も追いかけます。

ほのまる 向井登志彦さん
「毎日食べ続けたくなる、そんな味を提供して、『あそこのパンじゃないと朝は』って思ってもらえるような人を1人でも多く作っていくようなパン屋さんになりたいですね」