BSSに視聴者から届いた映像。通勤・通学の時間帯に住宅街の道端で休憩していたのは5羽のハクチョウの家族です。
愛らしい姿ですが、街で見かけたとき専門家はある注意を促しています。

6月20日の朝。鳥取県米子市内の閑静な住宅街を車が走行していると…。

カメラがとらえたのは5羽のハクチョウです。

グレーの毛色の3羽はまだ小さく、両端にいるのは親鳥でしょうか。見守るようにサイドを固めています。

投稿者
「ハクチョウは水辺にいるイメージでしたので、住宅街にいることにびっくりした」

投稿者の男性は、娘さんを学校に送り届ける道中でこの5羽を発見。興奮気味の娘さんが動画を撮影しました。

投稿者
「日陰で涼んでいる風に見えた。くつろいでいるようなというか」

専門家に動画を見てもらったところ、これは「コブハクチョウ」の親子で、ヒナは、ふか化後1か月半くらいとのこと。

巣にとどまらず、放浪してエサをとりながら子育てをする「コブハクチョウ」。
撮影時はつかの間の休憩タイムだったと思われるということです。

ところで、秋から冬にかけて日本にやって来る「コハクチョウ」とは異なり、日本に住み着いている「コブハクチョウ」は年々増加傾向。

愛らしい姿ですが、街中で見かけたら注意が必要です。

米子水鳥公園 桐原佳介統括指導員
「数が少ないうちは、ただキレイだね、かわいいねで終わるかもしれませんが、数が増えてきますと、農業被害が懸念されます。あとは、人を恐れない鳥なので、人の生活圏に平気で入り込んでしまうことがあります」

そっと見守りエサなどを与えないことが大切です。